光政は城の備び蓄ち米まがなくなると、大坂の蔵くら屋や敷しに運んだ米を岡山に持ち帰らせ、分け与えました。さらに、光政正室・勝か姫ひの母千せ姫ひが金四万両を用よ立だててくれ、飢うえた人々を救いました。《光政の正室・勝姫》勝姫の母である千姫は、江戸幕府二代将軍徳川秀忠の長女です。豊臣秀吉の子・秀頼の妻となりましたが、大坂の陣で秀頼が自害したため、姫路城主本多忠政の長男である忠刻と再婚し、勝姫を生みました。年■■貢■や借■金■の■■猶■■予■期間を与えよつめんめう■くいき領内の農産物は領外に持ち出すな返済については59
元のページ ../index.html#61