神戸事件…戊ぼ辰しん戦争が始まった一八六八(慶応4)年一月には、岡山藩は神戸で隊列を横切ろうとした外国人を鉄砲で撃つ事件を起こし、政府とアメリカ・イギリス・フランスとの間の国際問題になってしまいました。殿!殿!一八六八(慶応4)年、岡山城──戊ぼ辰し戦争の始まりです。さきんし新政府軍と旧幕府軍との戦いが京都に近い鳥と羽ば・伏ふ見みで起こりました。茂政は隠居し、養子の章あ政まが藩主となり岡山藩は新政府軍として兵隊を各地に送りました。旧幕府軍はこの戦いでも敗れ、武士が政治を行う世は終わりを告げました。なんじゃと!朝敵となった兄を討てとそんなことはできん………たたたた大変ですなんじゃ騒がしいのう新政府からの命令です88
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